ハラン 苗木 斑入り 12cmポット苗 はらん 苗

「中国の大きなラン」という意味の「バラン」と呼ばれ、そのあと「ハラン」となりました。

◆強健で、葉には殺菌作用があります◆
ハランは、常緑樹の下や北側の日陰などでもよく育ちます。とても育てやすく、初心者の方にも向いています。日陰の方が生育には適しており、日なたに置くと色あせします。特に斑入りの葉はその傾向が強いので注意してください。葉っぱはとても艶があり、上に向かって大きく伸びます。

ハラン（もしくはバラン「馬蘭」）は、殺菌作用があり、寿司折りや料亭などで用いられることがあります。漢字で書くと名前に「蘭」の字が含まれていますが、ユリ科です。

春に花径4cmほどの壺型で暗紫色の花が、茎の根元に咲きます。その後、甘い香りの緑色の果実が実り、中に半透明の白いタネが並びます。

耐寒性は普通ですが、耐暑性は強いので、育てやすい植物です。

寒い場所で越冬させる場合は、霜に当てないようになるべく暖かい場所に移動させてください。

◆育て方◆
植え付け適期は3〜6月、9〜10月です。水はけがよく、通気性のある土が望ましいです。直射日光に当てていると葉焼けを起こすので、日陰あるいは室内で育てるとよいでしょう。植え付け時に緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。乾燥にもそれなりに強いですが、本来は湿り気のある場所を好むので、腐葉土などを入れて保湿できるような土壌にすると理想的です。

土が乾いてきたら、たっぷりと水をやってください。ただ冬場は少し乾燥気味にしてください。土が乾いてから数日後に水をやります。

病害虫の中では、円星病やカイガラムシに注意が必要です。葉の風通しを良くしたり、殺虫剤で駆除するなどの方法で対処します。

常緑多年草で葉が落ちないので、傷んだ葉などは適宜取り除いてください。

開花時期:3月下旬〜5月上旬
樹高:20〜100cm
栽培適地:関東地方以南