甘柿 苗木 筆柿 12cmロングポット苗 ふでがき カキ 苗 かき

筆柿は、超豊産性のカキです。

◆江戸時代から愛知県において親しまれてきた品種です◆
形状が筆の穂先に似ていることからこの名前が付けられました。

生産量のほとんどすべてが愛知県幸田町で栽培されています。早生品種で、富有や次郎よりも早く熟し、旧盆のころに出荷されていたことから盆柿とも呼ばれています。

果実は120g前後と小さめ、糖度は17度前後と非常に高く、濃厚な甘みが特徴です。皮は薄く、そのまま食べることもできます。

筆柿は不完全甘柿で10%以下の割合で渋いものが混じっています。

1本で結実します。他の柿の受粉樹としても最適です。

◆育て方◆
カキは育てやすい品種で、家庭栽培向けといえますが、いくつか注意する点もあります。

柿には甘柿と渋柿があります。甘柿の中には種があってもなくても甘い完全甘柿、種がないと渋くなってしまう不完全甘柿があります。不完全甘柿を育てる場合には、雄花のついている枝を接ぎ木するか、禅寺丸などの雄花がなる柿を近くに植えなければ種ができず、甘くなりません。

摘蕾・摘果を適切に行うことも大切な点です。実をつけすぎると翌年の実つきが悪くなります。枝の先の方に花芽がつくので、枝を剪定する時には先端部分を切りすぎないように注意が必要です。

植え付けは、水はけ・水もちがよければそれほど場所を選びませんが、日当たりの良いところを好みます。秋〜梅雨位までに植え付けします。9〜11月や3月以降など、暖かくて日差しがある時期に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。

落葉病やヘタムシなどの病害虫に注意してください。

柿の苗木は特に芽吹き時期が遅れることが多く、2年越しに芽吹く場合があります。

開花時期:5月
収穫時期:9〜10月
最終樹高:1.5〜2m
栽培適地:東北〜九州