栗 苗木 利平 12cmポット苗 りへい くり 苗 クリ

利平は、甘味が強く、肉質は硬めで食味良好です。

◆幻の和栗、栗の王様などと呼ばれます◆
現在の岐阜県山県市で誕生した品種です。果実は20〜25gです。

通常の和栗に比べ甘みが強く、大粒で色が濃いのが特徴です。果肉は適度に粉質で食感もよく、その優れた味から「栗の王様」と呼ばれますが、生産性があまり高くなく、「幻の和栗」とも言われます。

茹で栗にしたときの味は抜群で、その独特の甘みを堪能することができます。渋皮煮にしてもよいでしょう。もろいので、シロップ漬けにすると崩れることが多いです。

◆育て方◆
栗は、季節感を楽しむにはとてもいい果樹と言えるでしょう。

植え付け後2年くらいすれば収穫ができること、根に菌が共生していてやせ地でも成長することなどから、自家栽培をしてもそれほど手間はかかりません。耐寒性もあるので、日本のほとんどの地域で栽培することができます。

木は大きくなりますが、剪定をしっかり行えば、限られたスペースの中で育てることもできます。

庭植えでも、鉢植えでも、年間を通して日当たりの良い場所を選びます。水はけや水もちが良ければ土の種類は問いません。12〜3月ごろが植え付けの適期です。根を崩さないように植えてください。鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために、2年に1回くらい植え替えをするのが理想です。

庭植えの場合、植え付け時や暑さと日照りが続くときに水をやります。鉢植えの場合は、土の表面が白く乾いたら、底から水が流れるくらいたっぷりやります。

2、5、10月に施肥します。

落葉後3月くらいまでの間に剪定してください。剪定せずに育てると、樹高が高くなり管理しづらくなります。枝先から次の花芽が出るので、先を切り詰めすぎないようにしてください。苗木全体に日が当たるようにします。

栗は基本的に自家不結実性です。そのため、違う品種を授粉樹として混植する必要があります。花粉は風で運ばれて結実するため、単独でも少し実がなりますが、もっと十分に実をならせるためには混植が一番良い方法でしょう。できれば20m以内のところに植えるようにしてください。

開花時期:5〜6月
収穫時期:9〜10月
最終樹高:2〜6m
栽培適地:北海道〜沖縄